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荒野に獣慟哭す 5巻 伊藤勢 夢枕獏

「荒野に獣慟哭す」読了
講談社BOOK倶楽部にもWikipediaにも荒野に獣慟哭す5巻について説明が載っていないので公式、非公式の引用は割愛。
伊藤勢のマンガというと独特のノリとスピード感、骨太で使い回しによる練り込まれたキャラ設定。
一種、映画のような引き込まれるほどのスピード感です。
斬魔剣伝のころから伊藤勢のマンガは好きです。
原作付きのコミカライズというのは難しいものだと思います。
原作ファンから見ると、少しでも差異があれば叩かれる。
しかし、漫画家のファンからするといつものノリと違えばまた叩かれる。
俺は今回のコミカライズはいいと思います。
漫画家の伊藤勢が好きだからというのもありますけれど。
原作に忠実に全てを書ききればいいというものでもありません。
そういう意味では「わたしたちの田村くん」は原作のイラストに近い絵柄ながらもコミカライズに成功している逸品だと思います。
amazonの荒野に獣慟哭す5巻のレビューに「作品からの使い回しが多く、ワンパターンなのです」という言葉があります。
これをワンパターンと見ることもできるでしょう。
確かに、羅喉伝での武蔵しかり、モンスターコレクションのシンしかり。
主人公のキャラの根本もあまり変わりません。
これを是と取るか、非と取るか。
俺は銅犬様のサイトに荒野に獣慟哭す4巻の感想が載っている通り、コミカライズの時にはプラスアルファが必要だと思います。
使われているプラスアルファの部分が使い慣れたキャラクターであり、その人の作風であるだけだと。
全く違う作風だったら、どこか不自然な点が出てくるでしょう。
編集部だって馬鹿ばかりではありません。
コミカライズする際に、この漫画家だったら売れる、この漫画家だったら作品のイメージに合うと考えて頼むはずです。
そういった意味でこの人に頼むのは正解だと思います。
ハリウッド映画的なスピード感のある作風。
どこか飄々としたキャラクターたち。
シリアスな原作にコミカルな場面を入れる経験。
スラップスティックとは違うドタバタギャグ。
血生臭い伝奇小説をマンガ化するなら伊藤勢は適任だと思います。
DHAと略されます http://tactical.sabellsenterprises.com/
